中国のマック、現地風に社名変更 「ださい」酷評も
中国ではMcDonald’s(マクドナルド)に音が近い「麦当労」がブランド名と社名に使われてきた=北京市、福田直之撮影
中国でマクドナルドを展開する企業が、英語名の発音に近かった企業名「麦当労(マイタンラオ)」を突然、中国風の名称に変更した。前年比10%超の勢いで消費が伸びる中国に現地化する一環とみられるが、ネットを中心に反応はいまいちだ。
新しい企業名は「金拱門(チンコンメン)」。「金のアーチ形の門」という意味で、黄色のローマ字「M」をあしらったブランドロゴの通称「ゴールデンアーチ」を中国語訳したとみられる。
報道によると、店舗名としての麦当労は変わらない。同社は今夏、中国中信グループが持ち株会社の株式の過半数を取得。今月12日、名称変更に踏み切った。5年間で店舗数を2500から4500に増やす急拡大を目指している。
企業名の変更が報道された25日夜以降、中国のネットでは「金」の字が成り上がりを思わせることから「ださい」「変な名前」と酷評される一方、中国風で「民族の自信と誇りを強める」など好意的な見方も出ている。(北京=福田直之)
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