本気の悪ふざけとはこういうことだ! と言わんばかりの破天荒なミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」が5年ぶりに戻ってくる。黒いストッキングをはいた男主人にこき使われる不気味な執事を、DA PUMPのISSAが演じる。

ブラッド(小池徹平)とジャネット(ソニン)は嵐の夜に車を走らせていた。タイヤがパンクし、困った2人は近くの古城に助けを求めた。城内では主人フランク(古田新太)を中心に奇妙なパーティーが始まろうとしていた……。

ISSA演じるリフラフは、DA PUMPとして歌い踊る自身とは正反対の役だ。「気持ち悪いですよ。姿勢もしゃべり方も、こだわり抜きました」。全世界で上演されるどのリフラフよりも、「奇妙で従順なぶっとんだリフラフにしたい。最後は大逆転するんですけれどね」。

来年40歳になる。1997年にシングルデビューし、アイドルグループとして人気を博したが、浮き沈みもあった。「もらったチャンスを生かして、名を残していきたい。点をつけ続ければ、いつかは道になると思うから」

7日~12月3日、東京のZeppブルーシアター六本木と池袋のサンシャイン劇場。河原雅彦演出。1万1千円など。03・3477・5858(パルコステージ)。(江戸川夏樹

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