首にかかっても外れて安全 ブラインドのコードにJIS
住宅の窓に取りつけるブラインドのコードについて、日本工業規格(JIS)で安全基準を定めることが、経済産業省への取材でわかった。乳幼児の窒息事故を防ぐことが目的だ。今年度内にも制定される。
消費者庁によると、ブラインドやカーテンのコード・ひもで6歳以下の子どもが窒息する事故が2007~13年、少なくとも10件発生し、3人が死亡した。
新たに設けられる規格の対象は家庭用ブラインドの昇降に使ったり、羽根の角度を操作したりするコード。ブラインドを下げた状態の下端から160センチの高さを基点とし、原則としてこれより下にコードが無いことを基準とする。
また、この基準を満たさなくても、コードによってできる輪について、6キロ程度の重さがかかるとコードが外れる機能=図=がある▽幼児の頭部が入らないサイズにする――といった条件を一つでも満たせば適合製品となる。
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