衝突した米イージス艦、運搬作業中に穴また開く
重量物運搬船に載せられ、横須賀基地に戻ったフィッツジェラルド=27日午後、横須賀市
6月に伊豆半島沖でコンテナ船と衝突して大きな穴があき、運搬船に載せられて米国で修理される予定の米イージス駆逐艦フィッツジェラルドが、船体への新たな損傷によって27日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に戻った。米海軍が同日発表した。
同艦は米国での大規模修理のため、24日に横須賀基地を出港。横須賀市沖の洋上で、重量物運搬船に同艦を載せる作業が行われていた。
米海軍によると、作業中に運搬船の構造物が接触、船体に穴が2カ所開いたという。穴の場所や大きさは明らかにしていない。
運搬船は27日、同艦を載せた状態で横須賀基地に戻った。穴をふさぐ修理を行うため、米国への移送は数日遅れるという。(前田基行)
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