アディーレが業務再開 弁護士退職、一部は開けず
景品表示法違反の広告で東京弁護士会から業務停止2カ月の懲戒処分を受けた「アディーレ法律事務所」(本店・東京)が11日、停止期間の終了に伴い業務を再開した。弁護士の退職などで、再開は全国86の本店・支店のうち78カ所。同事務所は「全店での再開を目指す。今まで通りの規模を維持したい」としている。
同事務所は今年10月11日、実際には着手金を継続して値引きしていたのに、広告で期間限定とうたっていたのが景品表示法違反(有利誤認)にあたるとして処分を受けた。直後から各地の弁護士会に問い合わせが殺到するなど、混乱が広がっていた。
同事務所は「行為と処分の釣り合いがとれていない」として、同23日に日本弁護士連合会に処分取り消しを求めて審査請求し、現在も審査中。同事務所は「審査請求は事実だが、景表法違反の事実に争いはなく、深く反省しております」としている。(後藤遼太)
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