相撲協会、貴ノ岩を聴取できず「待っていたのに来ない」
日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は13日、元横綱日馬富士の暴行事件で唯一協会側が話を聞けていない被害者である幕内貴ノ岩が、設定された同日の協会の聴取に正式に応じなかったと明らかにした。日馬富士が書類送検された11日に日程を文書で通達したというが、貴ノ岩の師匠・貴乃花親方(元横綱)は12日に聴取拒否の意向を協会に伝えていた。
この日、協会側は危機管理委員会として聞き取りの準備をし、貴ノ岩を待っていたという。しかし、本人が来なかったため、鏡山部長はその後に東京都江東区の貴乃花部屋を訪ねたが、本人にも貴乃花親方にも会えず、再び、文書を置いてきた。
東京・国技館に戻った鏡山親方は、「待っていたのに来ないと言うことは(協会には協力しないという)意思表示でしょう。文書の内容は、『なんできょう来ないのか、と』。ファクスという訳にもいかないので。明日以降の聴取の日程提示は? していない」と話した。
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