大鵬の孫が初場所で初土俵 祖父と同じしこ名「納谷」で

写真・図版記者会見に駆けつけた大鵬の妻芳子さん(左)。孫の門出を喜んだ

大相撲の元横綱大鵬の孫である、埼玉栄高3年の納谷幸之介(なやこうのすけ)(17)が来年1月の初場所初土俵を踏む。19日にさいたま市の同校で記者会見を開き、「小さい頃からプロになるのが夢だった。注目に見合った力をつけたい」と抱負を語った。大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋(師匠は元十両大竜)に入門する。

2013年1月に亡くなった大鵬は、優勝32度を誇る昭和を代表する大横綱。幸之介は、大鵬の娘婿である元関脇貴闘力の三男だ。身長190センチ、体重160キロと堂々たる体格を誇る。

強豪・埼玉栄で主将を務めた今年は、国体少年の部を団体、個人とも制している。大鵬は四つ相撲だったが、幸之介がいま磨いているのは体格を生かした押し相撲。埼玉栄には豪栄道、貴景勝、北勝富士らそうそうたるOBがいるが、相撲部の山田道紀監督は「努力する素質は一番たけている」と評価する。

幼い頃から祖父に四股を教えられたという。「おじいちゃんには『一生懸命やれ』と言われた。しっかりやっていきたい」。しこ名は、大鵬の入門時と同じ「納谷」。初場所中に行われる新序出世披露では、大鵬の化粧まわしを締める予定だ。(鈴木健輔)

ASAHI.COM

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