手作りおせちでインスタ映え狙う 教室人気、投稿励みに
出来上がったおせちのお重を入れて自撮りをする参加者たち=大阪市西区、井手さゆり撮影
新年の食卓に欠かせないおせち。百貨店や通販で予約する家庭が多い中、昔ながらの手作りに挑戦し、画像投稿SNS「インスタグラム」に載せる人が増えている。練り物メーカーや通販大手も初心者向けの教室や「手作り感」を味わえる商品で後押ししている。
今月中旬。大阪市内で、新婚の女性と母親を対象にしたおせち料理教室が開かれた。
練り物大手の紀文食品(東京)と、ブライダル大手「テイクアンドギヴ・ニーズ」(同)が共催。参加した約20組がおせち文化の解説を聞き、飾り切りや1人分の盛りつけ「銘々盛り」に挑んだ。
かまぼこや黒豆など5品をお重に盛りつけると、参加者たちはスマホでパチリ。早速、撮影を始めた。
大阪市淀川区の主婦井村紗由美さん(28)は、義母の薫さん(56)を誘って参加した。完成した重箱を手に、2人で一緒に自撮り。「おせちがこんなにインスタ映えするなんて。せっかくだからアップします」
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