将棋の藤井四段、新年初対局は黒星「序盤で失敗。完敗」
将棋の中学生棋士、藤井聡太(そうた)四段(15)が6日、大阪市福島区の関西将棋会館で、8大タイトル戦の一つ、王位戦(新聞三社連合主催)の予選の準決勝で大橋貴洸(たかひろ)四段(25)に104手で敗れた。2018年最初の対局を白星で飾ることはできなかった。
藤井四段の2016年12月のデビュー戦以来の通算成績は55勝11敗。大橋四段は、藤井四段と同時にプロ入りを決めた新鋭棋士で、2人の公式戦の対戦成績は2勝2敗となった。藤井四段が公式戦で同じ相手に2敗したのは初めて。
本局は、今年7~9月に予定される王位戦七番勝負で菅井竜也(たつや)王位(25)への挑戦者を決める戦いの一環。午前10時に始まった対局は、午後4時45分に終局した。藤井四段は「序盤で失敗してしまった。完敗だったと思います。大橋四段は序盤が巧みで大変鋭い棋風。本局も、それを出されてしまった」と話した。大橋四段は「模様が良くなってからは、うまく指せた」と述べた。
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