山林火災、住宅5軒全焼 消火活動続く 群馬・南牧
火災現場の住宅(左)から山林へと延焼した=10日午後2時27分、群馬県南牧村磐戸、朝日新聞社ヘリから、迫和義撮影
群馬県南牧村の山林が燃える火事があり、10日午後4時現在も、自衛隊などによる消火活動が続いている。富岡署などによると、午前8時半ごろに住宅火災があり、その火が山に燃え移った可能性が高いという。けが人はいない。
署などによると、この火事で住宅5軒が全焼し、1軒の一部が焼けた。いずれの住民も外出中だったり、避難したりして無事だった。
村は、村活性化センターに避難所を開設。前橋地方気象台によると、この日の県内は全般的に晴れており、午前10時半に県内全域に乾燥注意報を出していた。現場は、村役場から北東約2キロの山あい。
全焼した家の男性(84)は、午前10時ごろに家の裏側の山の中腹から白い煙が上がったのを見たといい、「家の火が飛び火してあっという間に燃え広がった。恐ろしい」と話した。(角詠之)
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