整備不良の電動一輪車を運転した疑い 会社員を書類送検
基準を満たさない電動一輪車を公道上で走行したとして、神奈川県警は10日、横浜市の男性会社員(51)を道交法違反(整備不良車両の運転の禁止)の疑いで横浜地検に書類送検し、発表した。「ブレーキがきかず、危ないと知っていた」と容疑を認めているという。県警によると、電動一輪車の摘発は全国初とみられる。
交通捜査課によると、会社員は昨年8月30日午前9時15分ごろ、横浜市神奈川区片倉2丁目の市道で、ブレーキなどが整備不良な状態の電動一輪車を運転した疑いがある。会社員は同市の無職男性(47)のオートバイと出合い頭に衝突。会社員が110番通報し、発覚した。両者にけがはなかったという。
会社員は2016年12月ごろ、電動一輪車をインターネットの通販で購入。主に自宅付近で運転し、通勤にも使用していたという。
電動一輪車の車輪は直径47・5センチで、足場に立ち、体重を移動させることで走行する。道路運送車両法上の基準を満たす適正なブレーキやランプがついておらず、公道上では走行できないという。(山下寛久)
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