潜水艦と中国海軍の艦艇、尖閣周辺の接続水域に進入

政府は11日、潜水艦と中国海軍の艦艇が同日午前、尖閣諸島(沖縄県)周辺の日本の接続水域に入ったと発表した。これを受け、外務省の杉山晋輔外務次官は同日午後、中国の程永華(チョンヨンホワ)駐日大使を同省に呼び、「重大な懸念」を表明して抗議するとともに、中国側が日中関係改善の流れを阻害しないよう強く求めた。

政府は情報連絡室を中心に情報収集・分析中だが、防衛省によると、中国海軍のジャンカイ2級フリゲート艦1隻が尖閣諸島・大正島の北東の接続海域に進入するのを、海上自衛隊の護衛艦「おおよど」と「おおなみ」が確認したという。

安倍晋三首相は、関係省庁が緊密に連携する▽米国を始めとする関係国と緊密な連携を図る▽警戒監視に全力を尽くす――の3点を指示した。

尖閣周辺の接続水域に中国軍艦が入るのは2016年6月以来、2回目。潜水艦については、04年11月に中国の原子力潜水艦が石垣島周辺の領海内に侵入した事例がある。
ASAHI.COM

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