日本の4番筒香、勝利至上主義を批判「才能つぶす」
日本野球界はこのままではいけない――。プロ野球DeNAの筒香嘉智(26)が、現状への「危機感」を口にした。侍ジャパンでも4番を務めた若き主砲が抱く思いとは。
「野球界は昔から変わっていないのでは」
筒香が自ら切り出した。「日本の野球人口はすごく減っていると言われています。なんで減っているのかをもっと掘り下げて考えないといけない。世の中が変わっていく中で、野球界は昔から変わっていないのではないか」
今月14日。自らが中学時代に所属したクラブチーム「堺ビッグボーイズ」が野球未経験の未就学児、小学校低学年の児童向けに堺市南区で開いた野球体験会でのことだ。
約80人の参加者に向け、「色んなことを楽しんで、できないこともあると思うけど、いっぱい失敗して、どんどん積極的に挑戦してください」と語りかけた。この言葉を発したのは「少年野球で、指導者の顔色を見てプレーしている選手が多い」と感じるからだ。
ASAHI.COM