女性をホテルに誘うなど横行 英政財界の要人イベント
ロンドンのドーチェスターホテル＝ＡＰ。セクハラ行為があった慈善イベントの会場となった。日本の首相や閣僚らが訪英する際の定宿でもある
英国の政財界の要人が集う男性限定の慈善イベントで、参加者が接待役の女性の体を触るなどのセクハラ行為があったことが明らかになり、同国内に衝撃が広がっている。イベントの主催団体は解散を表明。議会ではセクハラをより強力に禁止するよう、法改正を求める声が高まっている。
英フィナンシャル・タイムズの女性記者が潜入取材し、２４日に報じた。イベントは１８日、ロンドン中心部の高級ホテル「ドーチェスターホテル」で開かれ、男性約３６０人が参加。「長身、細身、美人」の条件で雇われた接待役の女性１３０人は、露出度の高い黒い服と下着、ハイヒールを身につけるよう指示され、約６時間のイベント中、多くが体を触られたりホテルの部屋に誘われたりした。下半身を露出して見せた男性もいたという。
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