プレミアムフライデー、定着した? 導入1年、泣き笑い
阪神百貨店梅田本店の食品売り場。プレミアムフライデーにかけた揚げ物「棒ヒレカツ」は、今でも販売している=大阪市北区
昨年2月に始まったプレミアムフライデー(プレ金)が26日、12回目を迎えた。消費拡大や働き方改革をめざす月に1度の官民の取り組みは、ちょうど一巡。スタート時の盛り上がりは感じられないが、定着したと言えるのだろうか。
大阪市の阪神百貨店梅田本店の食品売り場。昨年2月、プレミアム「フライ」デーにかけて売り出し、テレビなどでも話題になった揚げ物「棒ヒレカツ」は、今も販売が続いている。売り場の担当者は、「導入後、単価の高いものが売れている」という。
主要なホテルは、プレ金限定の食事や宿泊プランを競うように打ち出し、今もネットで販売を続けている。ただ、大阪市内のあるホテルでは、「申し込みは昨年夏ごろから下火になった。結局は浸透しなかった、ということでしょう」(広報)。準備した枠の2割ほどしか売れていないという。
働き方はどうか。
大和ハウス工業はプレ金スタート時から、午後1時以降の「半日有給休暇」を促す取り組みを始めた。昨年4月からは、プレ金に限らず事業所ごとに実施日を決めて促す方法に変え、すっかり定着したという。広報担当者は、「事業所によっては午後の休みを使って有志でヨガ教室を開くなど、工夫している」。
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