無差別に送金、混乱に乗じ換金?流出NEMに新たな動き

写真・図版コインチェック社の名前が入った案内板=27日、東京都渋谷区、長島一浩撮影

仮想通貨取引所「コインチェック」(東京都渋谷区)から顧客資産の仮想通貨NEM(ネム)約580億円分が不正に流出した問題で、ハッカーが30日夜、新たに九つの口座に送金を始めた。専門家は送金先の口座はハッカーとは無関係な人のものの可能性が高く、無差別に送りつけて混乱に乗じ、換金に持ち込もうとしているのではないかとみている。

取引履歴によると、送金が再開されたのは30日午後10時33分。その後約30分かけて、別の9口座に100XEM(ゼム=NEMの取引単位)ずつ(直近の相場で8300円程度)が送られていた。それまではハッカーのものとみられる口座が計10あった。

今回の問題を調査しているセキュリティー専門家の杉浦隆幸さんによれば、新たな口座について調べたところ、少なくとも1口座の所有者はハッカーとは無関係な人だったという。このため、ハッカーは無差別に送金を繰り返した可能性があると指摘する。

ASAHI.COM

 

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