都心、今夜から雪の可能性 3センチほど積もる恐れ
気象庁によると、本州南の海上を低気圧が進む影響で、1日午後から2日昼ごろにかけ、関東甲信地方で雪が降る可能性がある。都心でも1日夜から雪になり、3センチほど積もる恐れがある。ただ、大雪となった22日のようにはならない見通しで、同庁は「最新の気象情報に注意してほしい」と呼びかけている。
1日に首都圏で本格的にスタートした私立中学受験。首都圏模試センターによると、2日も東京都と神奈川県を中心に188校で入試がある見込みだ。雪の予報を受け、各校はホームページ(HP)などで対応を周知している。
延べ4千人超の出願者がいる広尾学園中(東京都)は「万一、雪に伴うお知らせなどがある場合には、HPに掲載します」と呼びかけた。渋谷教育学園渋谷中(同)も交通機関に大きな乱れがあった場合の対応はHPで知らせるとした。
22日の大雪で、広範囲で通行止めやトンネル内での立ち往生が生じた首都高速道路は、巡回を増やすなどの緊急対策を決め、再度の雪に臨む。31日には新たに情報提供用のツイッターアカウント(@shutoko_snow)を開設。HPでも通行止めなどの情報を発信するという。
首都高では22日夜、中央環状線の山手トンネル出口でトレーラー2台が相次いで立ち往生し、約10時間、最大で12キロにわたって車が滞留した。首都高の全長320キロのうち一時は230キロが通行止めとなり、全て解除できたのは26日夕だった。
首都高はこの反省から、巡回を増強して道路の状況を細かく把握し、早期の通行止めや解除に努める。トンネル内で滞留が起きた場合、放送設備を使って、説明や誘導することも決めた。
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