トヨタの歴史、表も裏も 佐吉発明の織機で特製前掛け

 表は自動車、裏は自動織機――。そんなデザインの「リバーシブル前掛け」をトヨタ産業技術記念館(名古屋市西区)が昨年末に売り出した。素材の綿布は、トヨタグループの祖、豊田佐吉の発明した織機でつくる。

縦70センチ、横50センチ。紺地に白でトヨタ初の量産乗用車「トヨダAA型」と、糸の自動交換機能などを備えた佐吉の世界的発明品「G型自動織機」をあしらった。綿布は佐吉が1914年に発明し、G型の母体となった「N式広幅動力織機」で織ったものを使う。成田年秀副館長は「佐吉の織機でつくり、グループの歴史を表現した商品。多くの人に選んでもらえたら」。税込み5220円。ミュージアムショップで扱い、発送の相談にも応じる。

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