ヘッドコーチ「残り選手に影響ない」 ドーピング陽性に
スピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧(神奈川大)がドーピング検査で陽性反応を示し、資格停止処分を受けてチームを離脱することになった。13日、レースを控える残りの選手たちは、韓国・江陵市内のトレーニングリンクで、いつもと変わらない様子で汗を流した。
この日、リンクに姿を見せたのは菊池純礼(トヨタ自動車)や資格停止処分を受けた斎藤の姉の仁美(オーエンス)ら5人。イタリアやフランスの代表選手らと一緒にリレーの練習をした。時折、仲間同士で話し込むなど約1時間、体を動かした。
練習後、ギルメット・ヘッドコーチはチームへの影響を聞かれ、「男子選手は(13日の)1000メートルと5000メートルリレーに集中している。この件で選手に影響はないと感じている」。姉の仁美は無言でリンクを後にした。(榊原一生)
ASAHI.COM