伊調馨選手巡る告発を否定 協会「練習妨げた事実ない」

写真・図版リオ五輪のレスリング女子58キロ級で金メダルを獲得し、握手する伊調馨選手(左)と栄和人チームリーダー(当時)=2016年8月

日本レスリング協会は1日、女子で五輪4連覇を果たした伊調馨選手(33)=ALSOK=が協会の栄和人・選手強化本部長からパワハラ行為を受けたとして、レスリング関係者が内閣府公益認定等委員会告発状を送っていた問題について、告発内容を否定する文書を発表した。

協会が出した「一部報道に関する当協会の見解について」の文書は、「協会が伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はない」「(伊調選手を指導していた)田南部力コーチに指導をしないよう不当な圧力をかけた事実はない」「(伊調選手が練習拠点としていた)警視庁レスリング部に対して、練習に参加させないことや、田南部コーチを指導から外すよう働きかけた事実も一切ない」などとした。

一方で、男子代表のコーチを務める田南部氏に、伊調選手の指導を行うことによって男子チームの育成強化がおろそかにならないよう、「注意喚起したことはある」と記した。

ASAHI.COM

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