米コカ・コーラ、世界初の缶チューハイ 日本で発売へ
米コカ・コーラが今年、世界初となるコカ・コーラブランドでのアルコール飲料販売を日本で始める。自社のウェブサイトで、傘下の日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長が「日本で『チューハイ』と呼ばれる製品を試したい」と表明。若者層に人気の缶チューハイを売り出す。
発売時期や種類、製造体制などの詳細は明らかにしなかった。また、「世界中の人がコカ・コーラに(日本と)同じようなことを期待しているとは思わない」(ガルドゥニョ社長)と、アルコール飲料の販売は当面、日本だけになるとの見通しを示した。
コカ・コーラは1970~80年代にグループ内でワイン事業を手がけたことがある。低アルコール飲料の経験はないが「主力以外の製品の販売機会を探るひとつの試み」(同)という。
国内の清涼飲料市場は競争が激しい上に、成長も鈍化している。一方で、英調査会社ユーロモニターによると、チューハイ市場は17年までプラス成長が10年続き、ここ2年は前年比10%以上伸びている。
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