米朝、合意と破棄の歴史 非核化協議の四半世紀
ホワイトハウスでトランプ米大統領との面会を終え、記者団に説明する韓国大統領府の鄭義溶(チョンウィヨン)・国家安保室長(中央)=8日、ワシントン、ランハム裕子撮影
トランプ米大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による首脳会談が行われる見通しとなった。ただ、米朝協議は四半世紀の歴史を持ち、非核化を巡る数多くの合意を重ねながら、全て破棄されてきた経緯がある。北朝鮮が国際社会の強い不信感を解消できるかどうかが最大の課題になる。
米朝は1994年、北朝鮮が軽水炉を得る代わりに核開発を凍結することで合意したが、2002年に北朝鮮による秘密のウラン濃縮型核開発が表面化して破綻(はたん)した。
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