無精子症、痛い手術に耐えて 「いいのが採れました」

写真・図版顕微授精をしたときの費用の請求書(本人提供)

不妊治療費:2

法律事務所に勤める千葉県の男性(42)は、妻(42)が通う不妊治療クリニックで無精子症と診断された。2015年5月、紹介状を持って埼玉県にある獨協医大越谷病院(現同大埼玉医療センター)を受診した。

男性不妊外来を担当する岡田弘(おかだひろし)教授から「一緒にがんばっていきましょう」と声をかけられ、不安が少し和らいだ。岡田さんは男性器の視診、触診をして「精巣が小さいかもしれない」と指摘した。再び精液検査を受けたが、やはり精液中に精子がいない「無精子症」だった。

遺伝子検査を受け、精巣を顕微鏡で見ながら精子を取り出す「マイクロTESE」という手術が選択肢になると説明された。「睾丸(こうがん)を切るので痛いです。手術しても精子が採れる確率は3~4割です」と岡田さんに言われた。怖かったが「可能性があるなら」と、その場で手術日を相談した。

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