人生ゲーム、世相を映し50周年 新作はタイムスリップ
1968年に発売された初代の人生ゲーム。米国の「THE GAME OF LIFE」を日本語に直訳して売り出された(タカラトミー提供)
人気ボードゲーム「人生ゲーム」が今年、発売から50周年を迎えた。世相を反映してリニューアルを重ね、累計出荷数は1500万個を超える。ルーレットを回してドル札に似せた紙幣をやりとりするアナログなゲーム性が、息の長い人気を支えている。
販売元のタカラトミーは15日、東京都内で開いた記者会見で、50周年記念の新作「タイムスリップ」(税抜き3980円)を31日に発売すると発表した。半世紀前からスタートし、石油危機や消費税導入などの出来事をたどって現代をめざす。想像した未来を描いた盤面をつなげれば、約100年の人生を疑似体験できる。東京スカイツリーなど、時代を象徴する建物も配置した。
資産となる「お宝カード」は価値が変動するルール。例えば「ショルダーフォン」は21世紀になるとほぼ無価値となり、逆に「家族写真」は2倍になる。
会見では、人生ゲームと同じ1968年生まれの歌手、荻野目洋子さん(49)が登壇。「年末になると、恒例行事のように家族で遊んでいた」と思い出を語った。
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