「ついていいウソ」子どもに聞かれたら 著名人がヒント

写真・図版坂東元さん(ポプラ社提供)

ついていいウソといけないウソ、どう違うの? 大人も悩むこんな13の難問を考える絵本ができました。4月から小学校で道徳が正式に教科になるのに向け、タイトルは「答えのない道徳の問題 どう解く?」。各界の著名人のヒントも参考に、「常識」は脇に置いて親子で話し合ってみませんか。

この絵本はポプラ社から23日に税別1500円で発売される。問いは「うそ」のほか、「ともだち」や「ゆめ」「かぞく」など。例えば「べんきょう」では、「どうしてお母さんは勉強をおしつけてくるの?」などと、決まった正解のない内容となっている。

それぞれの問いには、著名人が「考えるためのヒント」を寄せた。「べんきょう」の問いには、将棋で永世七冠を達成した羽生善治さんが「目に見えるもの、見えないもの(中略)お母さんは世界のたくさんのことを知ってほしいのです」と答えた。

「蝶々(チョウチョウ)を殺して、ネコを殺しちゃいけないのは、どうして」という「いのち」についての問いにコメントした旭山動物園の坂東元(げん)園長は「○か×か二者択一のように物事が判断されることは多い。常識に疑問を持ち、多様な考え方に気づくと、新たなものの見方ができ、生きる力になる」と考えて参加したという。

ASAHI.COM

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