貴源治、兄の貴公俊休場に涙「行動する前に考えれば…」
大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)9日目の19日、付け人に暴行した十両の貴公俊(たかよしとし)が休場した。双子の弟にあたる十両の貴源治は、勝って4勝5敗とした取組後、支度部屋で涙を流した。
取り囲んだ報道陣に対し、「寝られなかった。考えちゃって。兄貴のことで」「寂しいです。心の支えだったんで」「行動する前に、ひとつ考えれば大丈夫だったのに」と話した。お兄さんと話はしたんですかと問われ、「兄貴も反省してる。殴ったことを謝ってました」と涙ながらに語った。
元横綱日馬富士の傷害事件の被害者である十両貴ノ岩も勝ち、5勝4敗と再び白星が先行。弟弟子の貴公俊に関する問いには無言を貫き、会場をあとにした。
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