エレキの歴史はエドワーズ氏と共に 加山雄三らが悼む
エドワーズ(右から2人目)らベンチャーズと共演する加山雄三(手前) (C)加山プロモーション
「テケテケ」のギターサウンドでおなじみ、ベンチャーズの元メンバー、ノーキー・エドワーズが亡くなった。1960年代、日本にエレキブームを巻き起こした米国のロックバンドの2代目リードギタリスト。親交のあったミュージシャンらが死を悼んだ。
バンドは59年の結成。エドワーズは翌年加入した。ビートルズ来日1年前の65年の初来日公演で、カントリースタイルの高度なギターワークを披露。衝撃を受けた若者はこぞってギターを買ってバンドを組み、エレキブームが起きた。
ステージで度々共演した「エレキの神様」寺内タケシは「亡くなったと聞いて驚いた。最初に会った時、体がでかくてびっくりしたことを強烈におぼえている。彼なしにはエレキギターの歴史は語れないし、会うとエレキギターの話が尽きなかったよ」とのコメントを寄せた。
最後に共演したのは2014年10月、東京・新宿のライブハウス。「パイプライン」「ダイアモンド・ヘッド」などを演奏したという。「また会えると思っていたのに本当に残念だ」
加山雄三は、エドワーズから、彼らのトレードマークのモズライトギターを譲り受けるなど、公私ともに親交があった。
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