貴乃花親方、告発状取り下げへ 「一兵卒として出直す」
大相撲の貴乃花親方(元横綱)が23日、元横綱日馬富士の傷害事件に絡んで自らの理事解任を含めて日本相撲協会の対応に問題があったとして内閣府に提出していた告発状を、取り下げる意向を表明した。
この日春場所13日目が開催されているエディオンアリーナ大阪に出勤した同親方は、「法律に詳しくないので弁護士の先生にお任せしていますが、私としてはすべてをゼロにして、一兵卒として出直して精進したい。今朝、お願いした。私の意思です」と話した。
考えを転換したのは、8日目の18日、取組終了後の支度部屋で弟子の十両力士貴公俊(たかよしとし)(20)が付け人に暴行を働いた問題があるという。「将来ある弟子が不祥事を起こして師匠の私の責任があると思う。私は微力ながら協会のため、皆さんと話をして努力していきたい」と、これまで協会側と対立してきた姿勢を撤回する考えを示した。
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