日経平均、一時1000円超安 米の対中制裁関税に警戒
1千円超の値下がりを示す日経平均株価のボード=23日午後2時50分、東京都中央区、恵原弘太郎撮影
23日の東京株式市場は、米中の貿易摩擦が激化する懸念からほぼ全面安の展開となり、日経平均株価は一時1000円超値下がりした。終値は前日より974円13銭(4・51%)安い2万0617円86銭で年初来安値を更新した。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同62・45ポイント(3・62%)低い1664・94。出来高は19億1千万株。
米トランプ政権が中国からの輸入品に高い関税をかける制裁措置に踏み切る見通しとなり、世界経済に対する警戒感が広がった。東証1部銘柄の98%が下落。1ドル=104円台へ円高に傾いた外国為替相場も重荷となり、自動車や機械など輸出関連銘柄の下落が目立った。
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