神事用大麻、三重県が栽培を容認へ 盗難対策など条件

写真・図版神職がおはらいに使う道具。大麻から取った大麻繊維が使われている=伊勢麻振興協会のホームページから

しめ縄など神事用大麻の栽培許可を求める団体に対し、三重県は栽培を認める方向で最終調整に入った。県は昨年1月、同じ団体からの申請を退けたが、今回は盗難対策など厳格な運用のもとで容認する方向に転じた。複数の関係者への取材で分かった。

大麻の栽培には、大麻取締法の規定で都道府県からの免許が必要。三重県の指導要領では「社会的な有用性や合理的な必要性が認められる場合」が条件となっているが、県によると、記録が残る限り、県内で免許を与えるのは初めて。

許可を求めているのは、県内の神社関係者らでつくる「伊勢麻振興協会」(三重県伊勢市)。2016年11月、全国の神社への供給を目指したが、県は、外国産や化学繊維の代替品が流通している▽盗難対策が不十分などとして不許可にした。

ASAHI.COM

Rating 3.00 out of 5

No Comments so far.

Leave a Reply

Marquee Powered By Know How Media.