女性理由に土俵下であいさつ「悔しい」 兵庫・宝塚市長
土俵の下であいさつをする中川智子市長=2018年4月6日午後2時4分、兵庫県宝塚市、太田康夫撮影
兵庫県宝塚市で6日に開かれた大相撲春巡業の宝塚場所で、同市の中川智子市長(70)が地元市長としてのあいさつの際、土俵に上がることを要望したが認められなかった。中川市長は土俵の下であいさつし、「女性という理由でできないのは悔しいし、つらい。伝統を守りつつ、変えるべきは変える変革の勇気も大事なのではないですか」と呼びかけた。
中川市長によると、昨年4月にあった宝塚場所でも土俵の下からあいさつするように求められ、当時は「そういうものか」と思って受け入れた。だが、今月4日に京都府舞鶴市であった巡業で、男性の市長は土俵に上がっていることを知ったという。
中川市長は5日に宝塚巡業を主催する実行委員会に土俵上でのあいさつを求めたが、実行委は日本相撲協会と相談した結果として「相撲の伝統に配慮し、土俵の下であいさつしてほしい」と断っていたという。
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