伊調馨へのパワハラ認定 協会が委託した第三者の弁護士
レスリング女子の伊調馨(ALSOK)が、日本協会の栄和人強化本部長からパワハラ行為を受けたとされる告発状が内閣府に出された問題で、同協会が委託した第三者の弁護士による聞き取り調査の結果、伊調へのパワハラ行為が認定されたことがわかった。協会は6日夜に臨時理事会を開いて調査内容の報告を受ける。今後、関係者への処分も検討される見通し。
協会から調査を委託された弁護士は伊調や栄本部長のほか、日本協会の福田富昭会長、伊調を指導した田南部力氏らからヒアリングして報告書をまとめた。関係者によると、報告書では栄本部長のパワハラ行為が認定されたという。協会や栄本部長はパワハラを否定していた。
告発状は栄本部長が田南部氏に伊調のコーチをしないよう圧力をかけたり、伊調が練習拠点に出入りすることを禁止したりしたなどと訴えていた。内閣府も協会とは別に、ヒアリング調査を進めている。
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