ラーメンのスープ残して… 短命県の人気店、苦渋の訴え

写真・図版毎日6時間以上かけて作るスープが自慢のラーメンを提供する大西文雄社長=青森市古川1丁目の「味の札幌 大西」

「スープは飲み干さず、ラーメンを食べる日は野菜を食べるなど工夫して」

人気商品「味噌(みそ)カレー牛乳ラーメン」を目当てに県内外の客が訪れる青森市の「味の札幌 大西」。昨年12月、青森県によるラーメンの塩分測定に協力した大西文雄社長はテレビカメラに向かって呼びかけた。

県がラーメン店やうどん、そば店の塩分量のチェックに乗り出したのは、麺類のスープを飲み干すことが多い県民に、どれだけの塩分が含まれているかを知ったうえで摂取量を減らしてもらうのが狙い。大西社長はこの調査を受け入れ、調査時の取材にも応じた。

直後に開かれたあおもりラーメン協会の総会。会長を務める大西社長は、会員から「なんであんなこと言うんだ」と責められた。ラーメンが悪者になってしまうというわけだ。

大西社長自身も、「スープは残して」とは言いたくないのが、偽らざる本音だ。自ら毎日午前2時から6時間以上かけて仕上げている自慢のスープだ。「本当は飲み干してくれた方がうれしいに決まっている」

ASAHI.COM

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