高3でE判定も1浪で東大 模試では日本一、受験の極意

写真・図版「学校、予備校、家族のサポートが本当にありがたかった」と話す竹谷隆雅さん=仙台市泉区で

新年度がスタートした。受験を終え、新生活を始めた大学1年生も多いだろう。河合塾東北本部が把握している今年の東大合格者のなかで、「宮城県内でいちばん力を伸ばした」と言われる男子浪人生と、県内から推薦合格したただ一人の女子生徒に、受験生活を振り返ってもらった。

浪人中「勉強の楽しさ知る」 仙台二高卒・竹谷さん

2017年2月、東大入試の2次試験が終わった瞬間、当時仙台二高の竹谷隆雅さん(19)は思った。「これほどできないとは……」。センター試験はボーダーぎりぎりの約800点(900点満点)で、文科Ⅱ類に出願したが、2次試験は全く歯が立たなかった。

浪人はある程度、覚悟していた。小学1年から始めたバレーボールを高校3年の6月まで続けた。3年ではキャプテンを務め、県大会ベスト8。7月下旬から受験勉強を本格的に始めたが、東大向けの模擬試験では、文Ⅱ志望の受験者1112人中695位となるなど、「合格可能性35%」のD判定や、「20%以下」のE判定ばかりだった。

もともとは東北大の経済学部が第一志望だった。それが1年生の終わりごろ、「おまえなら東大を狙えるよ」と担任に言われ、東大文Ⅱ一本に絞った。

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