タカタ、高田社長退任 創業家からの社名も消滅
欠陥エアバッグ問題で経営破綻(はたん)し、民事再生手続き中の自動車部品大手タカタは12日、高田重久会長兼社長が退任し、後任の社長に野村洋一郎取締役が就いたと発表した。11日付。中国資本傘下の米自動車部品メーカー、キー・セイフティー・システムズ(KSS)への事業譲渡が完了したことに伴う。
1933年に滋賀県で創業したタカタは、社名をジョイソン・セイフティ・システムズに変更。創業家の名前を冠した社名は消滅した。本社も東京から米ミシガン州に移した。
KSSとは、リコールの原因となったエアバッグ部品を除くほぼすべての事業を15億8800万ドル(約1700億円)で売却することで合意していた。
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