武論尊漫画塾、100時間講義で「一片の悔いなし」
漫画「北斗の拳」などの原作で知られる長野県佐久市出身の武論尊さん(70)が塾長を務める「武論尊100時間漫画塾」の開塾式が15日、佐久市の佐久平交流センターであった。10~30代の1期生31人が、プロの漫画家や原作者をめざして年間100時間の講義に臨む。
漫画塾は「若者に夢をかなえてほしい」と武論尊さんが企画した。受講は無料で、一線で活躍中の漫画家や原作者、編集者を講師に招き、1回5時間、年20回の講義がある。1期生には応募者109人の中から女性17人、男性14人が選ばれた。県内29人、神奈川と埼玉各1人。漫画誌に掲載経験のある人から初心者までレベルはさまざまという。
開塾式には30人が出席し、武論尊さんは「漫画家をめざす人がこんなにいることに驚いた。夢に向かって一緒に頑張りましょう」とあいさつ。佐久市の柳田清二市長も「我が生涯に一片の悔いなし、と心に刻む100時間にしてほしい」とエールを送った。
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