中国OPPO「スマホ界のトヨタめざす」 日本に上陸

写真・図版OPPOのサービスセンターに使い方の相談に来た大学生のリンさん(中)とアディティヤさん(右)=2018年2月6日、ジャカルタ、吉岡桂子撮影

「自撮り」が大人気の東南アジア市場で、中国製スマートフォンが存在感を強めている。鍵を握るのは、被写体を「とことん美しく」撮影できる機能。リードするのは自社製品を「カメラフォン」とまで呼ぶ世界5位のスマホメーカーOPPO(オッポ)だ。そのOPPOが日本市場を次の照準と定め、1月に参入した。

美肌機能が売り

ジャカルタの大学生リンさん(22)は昨秋、友人のアディティヤさん(21)にスマホを贈った。OPPO製で価格は日本円にすると2万円弱だ。注目したのは撮影機能で、リンさんは「値段の割に質がいい」。アディティヤさんは、そのスマホで食事や休日の様子を「インスタグラム」に投稿して楽しむ。

OPPOが「カメラフォン」と呼ぶ自社の端末は、ソニー製のカメラ用センサーを採用。撮影対象の肌の色などに合わせた美肌機能を搭載するなど、こだわりのカメラ機能を印象づけて、「自撮り」が大好きな東南アジアの人々の心をわしづかみにした。

ASAHI.COM

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