同性パートナーの妹を提訴「葬儀で親族席座れず」 大阪

大阪府内の男性(69)が「40年以上連れ添った同性パートナーの葬儀に配偶者としての参列を拒まれた」などとして、パートナーの妹に700万円の慰謝料などを求める訴訟を26日、大阪地裁に起こした。

訴状などによると、男性は1971年から、8歳上のパートナーと同居。2人は男性が実質経営する事務所の収入で生活し、代表にパートナーが就いていた。死別後に互いに財産を残せるよう養子縁組する約束をしていたが、手続き前の2016年3月にパートナーが急死したという。

男性は、火葬に同席できず、葬儀で親族席に座れなかった▽廃業通知を勝手に取引先に出され、事務所が継続できなくなった――ことなどで精神的苦痛を受けたと主張。パートナーが生前に約束した財産の引き渡しも求めた。男性は会見で「同性というだけで、差別は歴然と存在している。人間として同等の権利が与えられるべきだ」と話した。(畑宗太郎)

ASAHI.COM

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