日大の内田監督、関学大選手や保護者に謝罪 アメフト
甲子園ボウルを制し、インタビューを受ける日大の内田正人監督=2017年12月
アメリカンフットボールの日大と関学大の定期戦(6日、東京)で、日大の選手が関学大の選手に反則行為となるタックルをして負傷させた問題で、日大の内田正人監督らが19日、関学大の選手や保護者に直接会って謝罪した。関学大は17日に2回目の記者会見を開いて、負傷した選手、保護者に対して日大の責任者から直接の謝罪を求めていた。
日大は回答書で悪質なタックルについて、指導者はルールに基づく「厳しさ」を求めたが、選手の受け取り方に乖離(かいり)があったなどと説明した。ただ、事実や経緯を確認中で24日をめどに再び回答する、としている。
関学大の鳥内秀晃監督は「乖離があったのなら、なぜ指導者は最初の危険なプレーが起きた時点で、その選手を呼んで『そういう意味ではない』と指導しなかったのか」などと指摘。回答書は「疑念が解消出来ず、誠意ある回答とは判断しかねる」として、再回答からも誠意が感じられなかった場合、定期戦をとりやめる方針だ。
問題が起きたのは、東京都内で6日にあった両校の51回目の定期戦。パスを投げ終えて無防備な状態にあった関学大のクオーターバック(QB)に対し、日大の守備選手が背後から走り込んで激しくタックル。関学大の選手は全治3週間のけがを負った。この守備選手はさらに反則行為を続け、資格没収(退場)になった。日大広報部によると学内の調査に対し、内田監督は「反則行為を指示したことはない」と話し、守備選手も「監督から指示されたことはない」と答えているという。
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