性犯罪の再発防止対策、効果は 女児殺害容疑者に受講歴

写真・図版性犯罪が更生をめざす流れのイメージ

 岡山県津山市で2004年、小学3年生の筒塩侑子(つつしおゆきこ)さん(当時9)が殺害された事件で、逮捕された勝田州彦(くにひこ)容疑者(39)は法務省が実施している「性犯罪者処遇プログラム」を受講した経験があった。ただ、その効果に対しては専門家の間で評価はわかれている。

性犯罪者処遇プログラムは、04年11月に奈良市で起きた女児誘拐殺害事件を機に06年にスタート。実施先は各地の刑務所や保護観察所だ。

刑務所では、薬物依存や暴力団からの離脱などを目的とした「特別改善指導」があり、同プログラムはその一環として実施している。受刑者の中から、事件の内容や常習性などを元に受講する対象者が選ばれる。犯罪白書によると、16年度は493人が受講しており、毎年500人前後で推移している。

ASAHI.COM

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