コインロッカーの乳児遺体、首に圧迫の痕 殺人容疑視野
東京都新宿区歌舞伎町2丁目のコインロッカーから29日、生後間もない女児の遺体が見つかった事件で、警視庁は31日、司法解剖の結果、女児の首にタオルのようなもので圧迫された痕が確認されたと発表した。同日、死体遺棄容疑で新宿署に捜査本部を設置し、殺人容疑も視野に調べる。
捜査1課などによると、29日午後1時50分ごろ、定期点検に訪れた管理会社の従業員が利用料金の滞納額の上限を超えていたロッカーを開け、中に入っていたスーツケースから遺体を発見した。遺体は身長約47センチ、体重約1790グラムで、へその緒がついていた。首にはタオルが巻かれていたが衣服は身に着けておらず、複数枚に重ねられたポリ袋に入れられていた。
従業員が1週間前に点検した際にロッカーはすでに使われていた状態だったことから、同課は少なくとも1週間以上、放置されていたとみている。ロッカーは屋外の道路沿いにあり、誰でも自由に利用できる。
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