日大前監督・前コーチを告訴、選手は含まず 関学選手側
アメリカンフットボールの定期戦で日本大の選手が関西学院大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、関学大の選手側が31日、日大の内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)前コーチに対する傷害容疑での告訴状を警視庁調布署に提出し、署が受理した。告訴の対象にタックルをした選手は含まれていないという。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者などによると、告訴状はタックルをした選手の減刑を求める嘆願書6348通とともに提出された。この問題では、関学大の選手側からの被害届を受けて、試合会場の所在地の東京都調布市を管轄する同署が捜査している。被害届は犯罪の被害にあった事実を申告するものだが、告訴は事実の申告に加えて犯人への処罰を求める意思を示す手続きとなる。
タックルをした選手は記者会見で内田前監督や井上前コーチの指示だったと証言。両氏は記者会見で否定したが、日大が所属する関東学生連盟は29日、指示があったと認定し、2人を除名処分としている。
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