「シンジ」のシジミ汁人気過ぎて増産態勢 エヴァ展土産
島根県立美術館で販売されている「シンジ湖のシジミ汁」=松江市袖師町
人気アニメ「エヴァンゲリオン」の主人公、碇(いかり)シンジと島根の宍道湖産のシジミがコラボした商品がお目見えした。商品名は「シンジ湖のシジミ汁」。ダジャレと侮るなかれ。爆発的な売れ行きで、すでに増産態勢に入っている。
宍道湖背景のパッケージ
シジミが名産の宍道湖の写真を背景に、遠くを見つめるような表情の碇シンジが描かれたパッケージ。中身はシジミ50グラムと粉末みそが入った1食分の即席シジミ汁のパックだ。税込み410円で、7月9日まで「エヴァンゲリオン展」を開催している島根県立美術館(松江市)の土産物コーナーで販売されている。
鳥取県米子市の会社員、山本耕さん(41)は「ネーミングが面白い。料理をするシンジ君のイメージとも合う」と買っていった。鳥取市の30代女性も「島根っぽくて、笑いもとれる。お土産にはぴったり」。
全国を巡回中のエヴァ展では、開催地ごとに様々なコラボ商品を発売。金沢ではキャラのシルエットなどが描かれた輪島塗の箸、熊本では「くまモン」とコラボしたストラップといった具合だ。著作権を管理するグラウンドワークス(東京都杉並区)によると、計100点以上にのぼる。
その中でも「シジミ汁」は断トツ人気で、当初生産された2千個は1週間ほどで売り切れ。美術館からは「増産が間に合うか」とうれしい悲鳴が上がる。
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