通勤時間帯の鉄道網混乱 運転再開待つ人で改札あふれる

写真・図版JR高槻駅と摂津富田駅の間で電車が停車し、乗客は電車を降りて徒歩で高槻駅まで歩いた(2018年6月18日午前9時51分、JR高槻駅、森本栄三さん提供)

大阪府北部を震源とする地震で、交通網も大きく乱れた。

新幹線は東京―小田原間と名古屋―博多間で緊急停止。順次運行を再開し、東海道新幹線の米原―新大阪間も午後0時50分に運転を再開した。山陽新幹線新大阪―岡山間は再開の見通しが立っていないという。

京阪神のJR各線、阪急、南海、近鉄、阪神、京阪の各私鉄も一時全線で運転を見合わせた。

JR京都線では、京都府大山崎町内で緊急停止した車内で30代の女性2人が体調不良を訴え、病院に運ばれた。

大阪メトロも全線が最寄り駅で運転を停止した。大阪市中央区大阪メトロ堺筋本町駅の改札前では、ホームから避難した人や運転再開を待つ利用客らであふれた。「震度6弱の地震が発生しました。全線が止まっています」と繰り返しアナウンスがあり、利用客らは携帯電話で「会社に遅れる」「地下鉄が動いていません」などと会社などに連絡していた。高校2年の山崎大勝(ひろかつ)さん(17)は「堺筋本町の駅に到着した時に横揺れが来た。緊急地震速報で乗客の携帯が一斉に鳴った。大きな地震は初めてなので驚いた」と話した。

大阪府北部で発生した地震の影響で、18日の空の便にも影響が出ている。

日本航空が午後1時現在、大阪(伊丹)空港に発着する便を中心に計58便の欠航を決めた。約6100人に影響する。全日空は午前11時20分現在、同空港発着便を中心に12便の欠航を決め、約900人に影響が出るという。

ASAHI.COM

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