トランプ氏、日本の移民受け入れ「数えられるぐらい」
トランプ米大統領は17日のFOXニュースのインタビューで、日本の移民や難民の受け入れ状況について「指折り数えられるぐらいだ」と語った。トランプ氏は批判すべき事例としてではなく、トランプ政権の移民や難民に厳しい政策を正当化するために日本を持ち出したようだ。
トランプ氏は、ドイツなど欧州諸国が多くの移民を受け入れていることで、政治的な打撃を受けていることなどを主張。キャスターから「中国は豊かになった。移民や難民をどれだけ受け入れているのか?」と聞かれ、トランプ氏は「たぶんゼロだ」と回答した。
さらに「日本について尋ねてみたらどうか。韓国について尋ねてみたらどうか。(移民を受け入れないことに)非常に成功している他国について尋ねてみたらどうか」と発言し、日本について「『過去20年間で何人を受け入れたのか?』と尋ねれば、指折り数えられるぐらいだ」と語った。その上で、メキシコとの国境の管理を強化する必要性を説いた。(ワシントン=土佐茂生)
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