関東では記録的な暑さに 台風24号は温帯低気圧に
台風24号は1日午前、東北を通過し、大型で強い勢力を保ったまま三陸沖へ抜けた。列島を縦断した影響で複数の死傷者が出たほか、1日も交通機関が乱れた。気象庁によると、台風は北海道の一部を暴風域に巻き込んで北上し、同日昼ごろには温帯低気圧に変わった。北海道と東北では午後まで暴風と大雨になる地域がありそうだという。
台風24号は1日正午現在、温帯低気圧に変わって日本の東にある。中心気圧は970ヘクトパスカル。30日から1日明け方までの最大瞬間風速は東京都八王子市で45・6メートル、愛知県岡崎市で33・5メートル、広島県大竹市で26・7メートル、宮崎市で40・1メートルなど、全国52地点で過去最大を観測する記録的な暴風になった。高潮でも6地点で最高潮位を更新した。
東北では低気圧の影響で、1日夜遅くから2日にかけて再び大荒れの天気となる予想。一方、関東と東北の一部では1日、台風一過で晴れて気温が上昇し、昼過ぎまでに栃木県佐野市で33・9度に。埼玉県熊谷市は33・8度、栃木県真岡市は33・6度となるなど、各地で10月としての最高気温を記録している。
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