トミカつくって14年 車は「好きでも嫌いでもない」
仕事をするときには「買ってくれる子どもたちは楽しいかなという視点は忘れない」という=東京都葛飾区、伊ケ崎忍撮影
凄腕しごとにん
タカラトミー トミカ開発課 山之内宏行さん(51)
子どもからお年寄りまで3世代のファンに愛されるタカラトミーの看板商品「トミカ」。その設計から生産までを管理する開発部門で14年間働き、送り出したトミカは派生シリーズなどを含めて約1千種にのぼる。トミカが産声を上げたのは1970年。乗用車の国内世帯普及率がまだ2割のころ、「フェアレディZ432」など6車種を発売した。その時代、時代の代表車種を再現する手のひらサイズのミニカーとして、今年50周年を迎えた。
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