古畑任三郎が復活!三谷幸喜 小説「一瞬の過ち」(1)

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三谷幸喜さん

こんな時なので、いつもと違う趣向でお送りしようと思います。連載二十一年目にして初の試みとなる、なんと小説。しかもミステリーです。犯人側から描く「倒叙もの」。次回からはお馴染(なじ)みの刑事も登場します。「読者への挑戦」もあります。四回にわたってお送りする小説版「ありふれた生活」。どうぞお楽しみ下さい。タイトルは「一瞬の過ち」。

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 私は脚本家である。書いた台詞(せりふ)は役者が口にして初めて、作品として完成する。それ故、役者たちには最大の敬意を払っている。ただ一人を除いては。

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