肥料を無届けでフリマ販売か、7人書類送検 ヒ素を検出

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押収された肥料や薪。ビニールと新聞紙でくるんで購入者に送っていたという=2020年6月17日、警視庁丸の内署、角詠之撮影

無届けでネットを通じて肥料を販売したなどとして警視庁は17日、37~54歳の男女7人を肥料取締法違反の疑いで書類送検し、発表した。押収した肥料のうち、無届けで生産されたものから有害物質である微量のクロムやヒ素を検出。違法に肥料が出回れば健康被害を引き起こしかねないとして警戒を強めている。

 生活環境課によると、5人と夫婦の計7人がそれぞれ昨年5~9月ごろ、都道府県知事に届け出ず、ネット上のフリーマーケットを通じ、肥料を300~約2600円で販売した疑いがある。

 このうち群馬県太田市の会社員の男(37)ら3人が販売したのはストーブや風呂に使った薪の燃えかすで、クロムなどが検出されたという。同法上の「特殊肥料」に該当し、3人は2018年9月以降に順次、無届けのまま生産していた疑いもある。

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