コロナ禍でも訪れる沖縄・平和の礎 次世代に伝えるため

 上地さんは95年の慰霊の日、完成したての礎に足を運んだ。線香の香り、悼む人々。「父の存在もこの場所に刻みたい」と思った。仕事が忙しく、申請できずにいたが、ようやく実現できた。「ほっとしています。父ちゃん、よかったね」。白い菊を供えた。

平和の礎を訪れる高齢の遺族や友人ら。コロナがかえって伝承への思いを強めたといいます。

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